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このシリーズではフィットネス業界にこれから携わりたい方の為にトレーナーになるために必要な資格について紹介をしています。様々な資格がありますので、ご自身の将来なりたいトレーナー像に合わせて資格取得を目指しましょう。今回は取得しておくと運動指導者として活躍できる現場が一気に広がるオススメの資格について紹介します。
フィットネストレーナーになるには③:トレーナーになるために必要な資格まとめ③・・・健康運動指導士・健康運動実践指導者・・・公的資格?・・・これ持っておけば食いっぱぐれない・・・
- 健康運動実践指導者/健康運動指導士とは?
- 健康運動実践指導者の紹介
- 健康運動指導士の紹介
- 活動できる現場
- 資格受験要項
・健康運動実践指導者/健康運動指導士とは?
この資格は健康体力づくり事業財団という公益財団法人が発行している民間資格です。民間資格ではありますが、厚生労働省の認定資格でもあり「公的資格」と呼ばれることもあります。パーソナルトレーナーとしての資格というよりも、公的に認定を受けた運動指導の専門家として、学校や病院、介護の現場などでも正式な依頼を受けて仕事が出来るようになります。
これまで紹介した民間のパーソナルトレーナー資格ではできない仕事ですので、この資格を持っていると仕事の現場が大きく広がります。
この資格がないとできない仕事が出来るようになるという点で非常におすすめの資格です。健康づくりの現場で働きたい方は是非取得しておきましょう。
・【健康運動実践指導者の紹介】
健康運動実践指導者とは、健康づくりのための運動を指導する専門家。医学的基礎知識、運動生理学の知識、健康指導のための運動指導の知識と技能を持ち、健康づくりを目的に作成された運動プログラムに基づいて、実践指導を行うことができると認定された人です。メタボリック症候群や運動不足による生活習慣病が問題となっている今の時代に、とても必要とされています。運動不足のあらゆる年代・性別の人々に健康づくりのための運動を指導します。
健康運動実践指導者になるには、健康運動実践指導者養成講座を受講し、認定試験に合格しなければなりません。受講資格は、体育系の大学・短大や専門学校の卒業生や3年以上運動指導を行っている人です。講習会の終わりに、指導実技試験と筆記試験を行い、合格すると、資格が取得できます。
健康運動実践指導者の資格を持つ人は、フィットネスクラブやアスレティッククラブ、病院や診療所、介護施設や福祉施設、学校などで、積極的な健康づくり運動を、安全かつ効果的に指導することができます。
・【健康運動指導士の紹介】
健康運動指導士とは、生涯を通じた国民の健康づくりに寄与する目的で創設され、生活習慣病予防や健康水準の維持・増進の観点から大きく貢献している、運動指導の専門家です。病院や福祉施設などのメディカルスタッフと連携し、メタボリック症候群の予防や生活習慣病ハイリスク者への運動指導、少子高齢化をふまえた介護予防のための運動指導を専門的に行っています。運動不足の生活習慣病予備軍に対して、運動により健康を取り戻してもらうお手伝いをする仕事だと言って良いでしょう。健康運動指導士になるには、健康運動指導士養成講習会を受講し、健康運動指導士認定試験に合格する必要があります。講習会の受講資格は、保険師、管理栄養士、体育系大学を卒業した人などです。
・活動できる現場
【健康運動実践指導者】スポーツ関連施設、医療福祉関連施設、学校、保健所など
【健康運動指導士】
スポーツ施設、病院、保健所、保健センターなど
- ボディメイクやダイエットに特化したパーソナルトレーナーというよりは、より幅広い世代の方に健康的な生活を送って頂けるような生活指導を出来るようになりたい方
- 公共の仕事や病院・介護の現場での仕事などを受けて仕事の幅を広げたい方
- すでに病院・介護現場の仕事に携わっている方
・資格受験要項
受験情報
受験資格 | 【健康運動実践指導者】 受講資格:次のいずれかに該当している者 (1)体育系短期大学又は体育専修学校(2年制) 若しくはこれと同等以上の学校の卒業者(卒業見込みを含む) (2)3年以上運動指導に従事した経験のある者 (3)運動指導に関連する資格を有する者 (4)保健医療に関する資格を有する者 (5)学校教育に関する資格を有する者 受験資格:健康運動実践指導者養成講習会の受講修了者、 又は、健康運動実践指導者養成校の養成講座を修了した者 【健康運動指導士】 受講資格(104単位コース):次のいずれかに該当している者 (1)歯科医師、看護師、准看護師、助産師、薬剤師、栄養士、 あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、 理学療法士、作業療法士、臨床検査技師のいずれかの 国家資格を有し、大学(修業年限4年以上)卒業者 (2)(1)と同等以上の能力を有すると財団が特別に認定する者 (3)保健師又は管理栄養士の資格を有し、 4年制体育系大学(教育学部体育学系を含む)卒業生かつ、 健康運動実践指導者の称号を有する者等 受験資格:健康運動指導士養成講習会の受講修了者、 又は、健康運動指導士養成校の養成講座を修了した者 |
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受験科目 | 【健康運動実践指導者】 講習内容:健康づくり施策概論、運動生理学、 機能解剖とバイオメカニクス、栄養摂取と運動、 体力の測定と評価、健康づくりと運動プログラム、 運動指導の心理学的基礎、健康づくり運動の実際、 運動障害と予防・救急処置 【健康運動指導士】 講習内容:健康管理概論、健康づくり施策概論、 生活習慣病(NCD)、運動生理学、 機能解剖とバイオメカニクス(運動・動作の力源)、 健康づくり運動の理論、運動障害と予防、体力測定と評価、 健康づくり運動の実際、救急処置、運動プログラムの実際、 運動負荷試験、運動行動変容の理論と実際、 運動とこころの健康増進、栄養摂取と運動 |
受験料 | 【健康運動実践指導者】 受講料(教科書代含む):124,762円+税 受験料:12,381円+税 【健康運動指導士】 受講料(教科書代含む):262,500円+税 受験料:12,381円+税 |
申込方法 | 郵送 |
試験方法・取得方法 | 【健康運動実践指導者】 指導実技試験及び、講習会のカリキュラムの内容に沿った 認定試験(筆記試験)。 健康運動実践指導者養成講習会を受講するか、 又は、健康運動実践指導者養成校の養成講座を修了して、 健康運動実践指導者認定試験に合格し、 健康運動実践指導者台帳に登録 【健康運動指導士】 筆記試験。 健康運動指導士養成講習会を受講するか、 又は、健康運動指導士養成校の養成講座を修了して、 健康運動指導士認定試験に合格した上で、 健康運動指導士台帳に登録 |
問い合わせ
健康運動実践指導者 (民間資格) | 公益財団法人 健康・体力づくり事業財団 東京都港区東新橋2-6-10 大東京ビル7F 03-6430-9113 http://www.health-net.or.jp/ |
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健康運動指導士 (民間資格) | 公益財団法人 健康・体力づくり事業財団 東京都港区東新橋2-6-10 大東京ビル7F 03-6430-9113 http://www.health-net.or.jp/ |
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