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2021年10月9日土曜日

フィットネストレーナーになるには④:トレーナーになるために必要な資格まとめ④・・・アスレティックトレーナーとは・・・プロスポーツの現場で働ける・・・トレーナー系最難関資格・専門学校卒業は必須・・・

 フィットネストレーナーになりたい方へ(記事まとめ)

↑前回までの記事はこちらのリンクからご確認頂けます。


このシリーズではフィットネス業界にこれから携わりたい方の為にトレーナーになるために必要な資格について紹介をしています。様々な資格がありますので、ご自身の将来なりたいトレーナー像に合わせて資格取得を目指しましょう。今回は取得しておくと運動指導者として活躍できる現場が一気に広がるオススメの資格について紹介します。

フィットネストレーナーになるには④:トレーナーになるために必要な資格まとめ④・・・アスレティックトレーナーとは・・・プロスポーツの現場で働ける・・・トレーナー系最難関資格・専門学校卒業は必須・・・

  • アスレティックトレーナーとは?
  • 公益財団法人「日本スポーツ協会」アスレティックトレーナー
  • 特定非営利活動法人ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会
  • NATA公認アスレティックトレーナー
  • 活動できる現場

・アスレティックトレーナーとは?

アスレティックトレーナーとは、スポーツ選手いわゆるアスリートの「健康管理・怪我予防」「怪我の応急処置」「リハビリ・トレーニング」などで選手をサポートしていく役割を持っています。

これまで紹介した民間のパーソナルトレーナー資格ではオリンピックへの帯同などはできませんが、アスレティックトレーナーは可能です。理学療法士や柔道整復師、栄養士などもオリンピックスタッフとしての帯同があるのですが、その中でもアスレティックトレーナーはトレーナー系最難関資格ということもあり、取得者が非常に少ない資格ですので、オリンピックやプロスポーツに関わった仕事に携わりたいならこの資格を取得するのがかなりの近道になると思います。




公益財団法人「日本スポーツ協会」アスレティックトレーナー

※以下JSPOホームページより抜粋

アスレティックトレーナーの役割

公認スポーツ指導者制度に基づき、JSPO公認スポーツドクター及び公認コーチとの緊密な協力のもとに、競技者の健康管理、外傷・障害予防、スポーツ外傷・障害の救急処置、アスレティックリハビリテーション、体力トレーニング及びコンディショニング等にあたる。

受講内容

受講条件

公認スポーツ指導者育成の受講者受入方針(アドミッション・ポリシー)に定める内容の他、以下受講条件に合致する者を本講習会の受講者として受け入れる。
・受講する年の4月1日現在、満20歳以上の者で、JSPO、JSPO加盟団体(都道府県体育・スポーツ協会、中央競技団体等)及びJSPOが特に認める国内統轄競技団体(以下「加盟団体等」という。)から推薦され、受講者選考基準を満たす者

・受講有効期間内に講習の全日程に参加が可能である者
・本講習の受講に支障がない健康状態である者
・受講内定後インターネットサービス「指導者マイページ」から申込が出来る者
カリキュラム
共通科目: 150時間(講習会及び自宅学習)
・1.グッドコーチ(日本スポーツ協会公認スポーツ指導者)に求められる人間力
・2.グッドコーチに求められる医・科学的知識
・3.現場・環境に応じたコーチング
専門科目: 専門科目カリキュラム[PDF] 600時間(講習会190h、自宅学習410h)

実施方法

期間: 当該年度6月~翌々年3月 定員100名程度
共通科目: 日本スポーツ協会において計画、実施。
※詳細については開催要項をご確認ください。 

専門科目: 日本スポーツ協会において計画、実施。
※詳細については開催要項をご確認ください。 

検定試験: 理論試験、実技試験

申込期間・申込方法
申込期間: 推薦団体から当協会への推薦締め切り:令和3年3月17日(水)
申込方法: 本養成講習会を受講するには、当協会加盟団体(都道府県体育・スポーツ協会、中央競技団体等)からの推薦が必要です。
推薦が得られた場合、推薦団体の指示に従い、申込書類を作成してください。
※受講者は、最終的に日本スポーツ協会において活動実績等を審査の上、内定します。
受講料
共通科目22,000円(税込)リファレンスブック代別途3,300円(税込)
専門科目73,700円(税込) 実技試験検定料 33,000円(税込)

受講有効期間
受講有効期間は、受講開始年度を含め共通科目検定試験試験および専門科目理論試験合格まで5年間とし、最終年度の3月31日までとする。
また、専門科目実技試験は専門科目理論試験に合格した後、受講有効期間に関わらず2回受験することができる。
なお、期間内に共通科目および専門科目のすべてを修了しない場合は、受講者としての権利をすべて喪失する。

検定・検査
共通科目: 知識確認テスト及び事後学習の課題提出。知識確認テストは一定以上の知識を有することを確認し、事後学習後の課題はJSPOにおいて内容を審査する
専門科目: 理論試験と実技試験を行い、総合的に判定する。ただし、実技試験は理論試験に合格した者のみが受験できる。

資格登録料 登録料は4年間で20,000円(基本登録料10,000円+資格別登録料10,000円)とする。

なお、初回登録時のみ初期登録手数料3,000円が別途必要となる。
※すでに公認スポーツ指導者資格を取得している場合は、登録料が異なる場合がある。

注意事項
推薦を希望する団体にてトレーナーとしての活動実績が乏しい場合、推薦を得られない場合があります。

公認アスレティックトレーナー資格は、当協会がカリキュラムを承認する大学・専門学校等でも取得することができます。
大学・専門学校等への進学もご検討ください。学校でも資格をとれます!
日本赤十字社「救急法救急員養成講習会」を各自で受講していただきます。
申込・問合せ 都道府県体育協会、中央競技団体、当協会が特に認める国内統轄競技団体
日本スポーツ協会スポーツ指導者育成部 
at@japan-sports.or.jp

※ここまでJSPOホームページより抜粋


公益財団法人「日本スポーツ協会」アスレティックトレーナーの資格はトレーナー系資格の中でも最難関と言われており、一般的には大学や専門学校で学ぶ以外には取得できる方法がありません。※一般人が協会からの推薦などを受けられることは基本的にあり得ない為。


働きながら取得を目指すのは現実的ではない為、もしこの資格の取得を目指す場合は在学中に資格取得が出来る学校を探しましょう。

【特定非営利活動法人ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会】

※以下JATACホームページより抜粋

JATAC-ATCについて

以下の資格用件を満たした場合、正会員の登録ができます。

正会員には会員証の他に認定証を授与し、「認定アスレチック・トレーナー:JATAC-ATC」の称号使用を許可します。


資格要件

(1)以下の資格を持ち、且つ本協会の講習会および本協会の通信教育講座でスポーツ科学分野の単位(表1:4領域69単位)を取得した者


柔道整復師、理学療法士、はり師・きゅう師、作業療法士、看護師、保健師、助産師、救急救命士、 あん摩マッサージ指圧師、カイロプラクター、栄養士、薬剤師、養護教諭。


(2)但し以下の資格を有する者は、4領域69単位の取得は不用です。


NATA認定トレーナー、日本体育協会認定アスレチック・トレーナー。


(3)2年制以上の専門学校、大学及び大学院においてスポーツ科学系のコースを卒業し、本協会が認定する臨床医学系専門科目の単位及びスポーツ科学分野の単位(表1:4領域69単位)を取得した者。


表1 スポーツ科学分野の必要単位

領域 必要単位 対象となる科目例

スポーツ医学系 16

・スポーツ医学(内科・整形外科)・スポーツリハビリ・機能解剖学

・スポーツテーピング・スポ―ツ救急法 等

スポーツ科学系A 34

・スポーツ生理学(Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ)・スポーツバイメカ二クス(Ⅰ,Ⅱ)

・体力測定評価学(Ⅰ,Ⅱ)・スポーツトレーニング(Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ)

・運動処方学(Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ)・スポーツ栄養学(Ⅰ,Ⅱ)・発育発達老化論(Ⅰ,Ⅱ)等

スポーツ科学系B 7

・ 健康科学論(Ⅰ,Ⅱ)・スポーツと法・AT活動実践論(水泳,球技,総論)

・コミュニケーション能力・インフォームドコンセント等

研究討議 12

・ JATAC全国大会への参加・研究法(卒業論文)等


単位の取得方法

(1)スポーツ科学系分野の必要単位取得方法


1)NPO法人JATAC本部及び支部主催の研修会に参加

認定委員会に単位申請が行われた全ての研修会をご案内します。 研修会への参加を本部に個別に連絡する必要はありません。

2)通信教育による取得

通信教育講座は毎年3回(1期・2期・3期)、各期、最高で10科目(20単位)まで履修できます。費用は1科目あたり(2単位)5000円。

3)関連団体主催の研修会に参加

JATAC本部及び支部主催以外の研修会を単位として認定することができます。開催日前までに以下の内容記載の上、単位認定申請書を事務局までお送り下さい。申請書は下記よりダウンロードするか、事務局にご請求下さい。認定委員会で内容を審査の上、単位を認定します。事後報告は一切認められませんのでご注意下さい。

○研修会の名称 ○日程及び会場 ○主催者 ○内容及び担当講師(講師名・所属・資格等)


申請者は研修会終了後、速やかに参加を証明するものの写しを本部まで送付下さい。

(2)各講習会の単位数は内容に応じて認定委員会が決定します。

(3)単位数は本部で一括管理し、規定数に到達した場合本部から連絡があります。

(4)単位取得に期限はありません。

(5)スポーツ科学分野の単位は以下によってその一部あるいは全部に振り替えることができます。

下記以外の資格に関してはご相談下さい。


財団法人柔道整復研修試験財団の主催する「スポーツ科学講習会」修了

4年制大学体育学部卒業

4年制大学教育学部において保健体育・スポーツ科学コース卒業

保健体育系大学院修士課程以上を修了

2年制大学体育学部卒業

2年制専門学校保健体育・スポーツ科学コース卒業

地域スポーツ指導者(スポーツ指導員)B級及びA級

競技力向上指導者(コーチ)B級及びA級

商業スポーツ施設における指導者(教師)B級及びA級

フィットネストレーナー

ヘルスケアトレーナー

健康運動指導士

(6)臨床医学系専門科目の単位取得方法は現在認定委員会で検討中です


※ここまでJATACホームページより抜粋


JATAC-ATCはすでに医療系トレーナー系の国家資格を持っている人や知識のある人であればある程度勉強するだけで登録できる資格です。日本スポーツ協会の資格よりも難易度が低いように見えますが、そもそもほかの国家資格に合格している必要がある点で、取得難度は高い方だと思います。


NATA公認アスレティックトレーナー

※以下マーセッドカレッジホームページより抜粋

アメリカ医学会(American Medical Association)によって認められた看護士や理学療法士と同じ準医学従事者として扱われ、アメリカの国家資格です。 資格取得者は、*¹NATA公認アスレティックトレーナー、又は*²Certified Athletic Trainer (ATC)と呼ばれます。アメリカ国内で働くスポーツトレーナーの約95%以上がNATA認定資格を持っており、逆に言えば、NATA認定資格を保持していなければ、アメリカのプロスポーツ業界で活躍するトレーナーとして働くことはできないということです。 アメリカでは、ATCは独立した職業で、知名度は高く、プロだけでなく、高校や大学でのアマチュアスポーツ現場で選手を支える必要不可欠な存在となっています。

*¹NATA:National Athletic Trainer’s Association(全米アスレティック・トレーナーズ協会)の略

*²Certified Athletic Trainer (ATC):NATAが認定するアスレティックトレーナーは、アメリカでは「ATC(Certified Athletic Trainer)」と呼ばれている。


役割

アスレティックトレーナーは、各スポーツの競技者(スポーツ選手)が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、健康管理やスポーツ障害・外傷の予防、応急処置、リハビリテーション、体力トレーニング、コンディショニングなどを行い、多様な面から競技者を支える仕事です。マーセッドカレッジでのアスレティックトレーナープログラムは日本人留学生にとって非常に人気です。


資格取得

*³CAATE(アスレティックトレーニング教育認定委員会 )が認定する 4年制大学、大学院のアスレティックトレーナープログラムを卒業

インターンシップの時間数をクリア(目安:卒業までに700~800時間)

大学院を卒業後、 *⁴BOC certification exam(認定試験)に合格

*³CAATE(アスレティックトレーニング教育認定委員会 ):各大学のアスレチックトレーニングプログラムを管理する団体。


CAATEに認定されている学校は全米に約350校。CAATEホームページから現在認定されている学校を検索することができ、費用別や学校のレベル別など自分に適した学校を調べることが可能。


*⁴BOC certification exam(認定試験):エントリーレベルのアスレチックトレーナー資格を発行する機関。卒業後にこのBOCの試験を合格した学生に対し、BOCアスレチックトレーナー資格、もしくはATCが与えられ、NATA公認のアスレチックトレーナーとして活躍することが可能。この資格は、日本を始め世界各国で認められている。


NATAは2022年までにアスレチックトレーニングプログラムを4年制大学から大学院へ完全移行することを発表。したがって日本の高校または専門学校を卒業して留学する方は、大学院の修士課程を修了しなければATになるための国家試験を受けることが出来ないためご注意ください。


資格取得までのルート



キャリアプラン


仕事の例:プロスポーツチーム、大学、高校、中学、病院、リハビリセンター、クリニック、企業、プロのパフォーマンス団体(ディズニーランド)など。


マーセッドカレッジのアスレティックトレーナー留学


マーセッドカレッジは米国・カリフォルニア州内の*⁵コミュニティカレッジ(短期2年制大学)の一つで、サンフランシスコから内陸部へ車で2時間ほど離れた場所に位置しています。日本人留学生に人気な専攻分野にキネシオロジー(運動学)があります。アスレティックトレーナーを目指す学生はキネシオロジーを専攻し学習を重ね、並行してカレッジ内のスポーツに関わり、NATA資格取得に必要な実地研修を行います。

*⁵コミュニティカレッジ(短期2年制大学):通称コミカレ


※ここまでマーセッドカレッジホームページより抜粋


NATAはアメリカ医学会に認められた国家資格です。アメリカではこの資格がないとそもそもプロスポーツの現場で正式に働くことはできないということになりますので、将来海外でプロスポーツの現場に入りたい方は(NBA選手の指導がしたいとか)この資格の取得を目指してください。


アスレティックトレーナーが活動できる現場

・アスリートとの専属契約
・プロスポーツチームとの契約
・パーソナルトレーナー
・スポーツジム・フィットネスクラブ

この資格を取得した方が良い方は

  • プロスポーツのチームや選手との専属契約トレーナーになりたい方
  • オリンピックやアマチュアスポーツの指導に携わりたい方
アスレティックトレーナーを取得しておけば、スポーツに関わる仕事に就ける可能性がグッと高まります。仮にスポーツチームとの契約が出来なくても、かなり信頼性の高い資格ですのでパーソナルトレーナーとして十分に食べていける資格です。またこの資格が取得できるならほかのトレーナー資格の取得は容易に出来るでしょう。トレーナー系最難関の資格であるアスレティックトレーナーを取得しておけばトレーナーとしての自身の可能性を大きく広げることになります。スポーツの現場でご飯を食べたい方は是非取得しておきましょう。

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